アラフォー・40代女性が婚活に踏み切るのは勇気がいりますよね。
この年で傷つきたくない、失敗して惨めな思いなんてしたくないと誰もが思うでしょう。
この記事では、私が実際に39歳で婚活に失敗し悲惨な思いをした経験をもとに、失敗した原因や、婚活に失敗しやすい人の特徴、失敗しないために今からできることを紹介します。
この記事でわかること
婚活に失敗した末路【体験談】
39歳で婚活を始めた私は、最初こそ苦戦しながらも半年ほどでハイスぺ男性と真剣交際に発展し、すぐに成婚退会。
アラフォー女性の婚活は苦戦すると聞かされていたので、自分は「優秀♡」と完全に浮かれていました。
しかし、現実はそんなに甘いものではありません。
このあと、私には悲惨な結末が待っていたのです。
そう、私を待っていたのは、結婚相談所を成婚退会して間もなくの破局でした……
入会
39歳の時、同じ年の友人2人が結婚相談所で結婚相手を見つけたと聞き、すぐに結婚相談所を探しました。
当時、非正規雇用でお金がなかった私は、大手で有名でありながら、他社と比較して圧倒的に料金が低かったところに決定。
今まで人並に恋愛はしてきたつもりだったのと、若いころはモテなくて悩んだこともなかったので、正直手厚いサポートなんかなくても良質な出会いさえ提供してもらえれば、結婚なんて難しくないと考えていました。
そのため、私が結婚相談所を選択するうえで重要にしていたポイントは料金、次に安心な大手、以上の2つ。
煩わしそうな仲人がいるところより、自分のペースで婚活ができるところを選んだのです。
婚活開始
すぐに無料相談に行き、入会手続きもすませました。
それまでマッチングアプリさえ使ったことがなかった私は、男性のプロフィールを見てお見合いの申し込みをしたり、申し込みを受けたりが楽しく、積極的に活動を始めます。
しかし、楽しかったのも最初のうちだけ。
お見合いはいくつも成立しましたが、次第になかなか思うように婚活が進まない現実に疲れてきました。
素敵な人がほとんどいない、たまに「いいかな。」と思った相手には断られる、仮交際に進んでも、急にお断りが入る……
振ったり振られたりを繰り返し、メンタルも落ち込んでいきます。
正直な話、学生時代なら卒業するまで口を利くこともなかったようなタイプの男性から、なぜ自分がお断りされなければいけないのかと不満でいっぱいで、自分の価値を低く見られている現実にプライドが許さなかったのです。
真剣交際
入会から半年ほどが過ぎ、仮交際相手がすべていなくなったタイミングで出会った男性が、私のことをとても気に入ってくれました。
あまりイケメンではありませんが、6つ年上の大人な雰囲気の男性です。
その男性は仮交際に入ったばかりにも関わらず、真剣交際の打診をしてくれました。
年収も1,000万円以上のハイスぺ男性。
当時、婚活に疲れ切っていた私にとって、彼の存在は自分を肯定してくれるものでした。
彼のようなハイスぺ男性が自分を気に入ってくれている、私も1年以内に結婚ができる。
結婚相談所のコーディネーターさんは、あまりのスピード展開に少し心配そうでしたが、私には断る理由はなく、すぐに男性の打診に快くOKしたのです。
成婚退会
それから、私の暴走はますます加速していきます。
デートを重ね、結婚の話をしながらも、私が見ているのは目の前の彼ではなく、結婚生活の夢ばかり。
成婚退会のタイミングは私の気持ち次第と彼から言われていたのを良いことに、真剣交際に進んでから1ヶ月ほどで結婚相談所を退会しました。
まだふたりの関係性は強固なものとは決して言えない、ふわふわした状態でしたが、その時の私は気がついてもいません。
末路
ふたりで結婚相談所を成婚退会し、デートの度に結婚式や住まいについて、結婚に向けた話を進め始めたころ、仕事を理由に彼がデートを突然キャンセルし始めます。
成婚退会から1ヶ月ほどしか経っていない頃です。
今までも仕事は忙しく、デートを断る理由としては不自然さを感じていましたが、すでに私は彼の親族に紹介もされており、そこまで深刻に受け止めてはいませんでした。
デートのドタキャンが2回続いたあと、その時は突然やってきました。
彼から長文のLINEが送られてきたのです。
内容は、私とは結婚できないことと私への謝罪、別れたいという一方的なもの。なぜ結婚できないかの理由もありましたが、本当の理由とは思えませんでした。
私は一瞬、過呼吸になりかけるほどショックを受けましたが、すぐに彼に電話をしました。
手も震え、何を話して良いかわかりません。でも、とにかく直接話をしたかった。
結局、何度かけても彼は出ませんでした。
次の日も、その次の日も何度も電話をかけ、LINEも送り続けましたが、彼は出ないし返信もしてきません。
それが、40歳の誕生日の1ヶ月前のことです。
私はその後も婚活を継続した結果、2年後の42歳になる1ヶ月前に結婚を実現しています。
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婚活に失敗した末路から考える反省点5つ
結婚しようと思っていた相手にLINEひとつで振られてしまった私は、とても悲惨な状態でした。
当時は相手の考えが全く分からず、自分が被害者だと思い込んでいたのも事実です。
しかし、その原因は私の中にもあったと、今では考えています。
ポイント
焦っていた
当時は39歳、40歳までに結婚したいという自分勝手な理想を重視し、結婚に焦っていました。
確かに、女性にとって年齢は婚活の足かせになり得ます。
しかしながら、焦ったが故に相手を選び間違えると、私のように余計な回り道をしてしまう羽目になります。
婚活において急ぐのは重要ですが、焦りは禁物です。
本音で付き合えてなかった
彼に嫌われたくない、早く結婚して安心したいという思いから、本音で彼と向き合わず、ふわふわしたお付き合いをしていました。
彼から見ても私の本音がわからず、恐らく不安な思いをしていたことでしょう。
婚活は結婚が目標ではありますが、決してゴールではありません。
嫌われるのが恐くても、本音を受け止め合える相手を探すのが最重要項目といえます。
信頼関係が築けていなかった
本音で向き合っていないため、お互いに信頼関係が築けていませんでした。
その証拠に、彼から振られたあと、私は彼の家に直接出向くことができず、結局会わないままお別れをしました。
信頼関係ができていなかったからこそ、電話にも出ない、LINEも返信してこない彼と向き合う勇気がなかったのです。
安心してしまった
彼の方が私を気に入ってくれている、好かれている、結婚相談所を退会した、このことで私は安心してしまい、結婚した気分でいました。
本来なら、ここからがふたりのスタート。
気合を入れ直して、ふたりで向き合い、いろいろなことを話し合う時間が必要でした。
結果的に、結婚に浮かれ、私だけが空回りしていたのです。
現実が見えていなかった
成婚退会後、彼は結婚式や結婚後の生活、私の両親との顔合わせなど多くのことを提案してくれていました。
しかしながら、私は結婚生活の夢ばかり見て、肝心な目の前のことは後回し。
あの頃の私は期待ばかりに胸を躍らせ、現実を全く見ようとはしていなかったと今では思っています。
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婚活に失敗しやすい人の特徴5選
婚活を考えている、もしくは婚活中の女性は、私のような失敗は避けたいと思っているでしょう。
ここからは、婚活に失敗しやすい女性の特徴について紹介します。
婚活に失敗しやすい人の特徴は、以下の通り5つあります。
ポイント
頑固
「こうでないと」「こうあるべき」と自分の中だけに正解を作ってしまい、他者を受け入れる姿勢がない頑固な女性。
結婚は、他人との共同生活が基本です。
すべての価値観が一致する相手を探すのは不可能であるため、他者を受け入れる柔軟性が結婚には何よりも重要であるといえます。
そのため、頑固な女性は婚活に失敗しやすい傾向です。
受け身
若いころにモテていた女性に多いタイプですが、お誘いは男性からしてもらえるもの、デートはリードしてもらって当然と考えていると婚活に失敗します。
婚活をしている男性は恋愛慣れしていないケースが多いうえに、婚活界では圧倒的に男性の数が少なく、女性は余りがち。
受け身の女性はあっという間にライバルたちに男性を取られてしまい、婚活が長期化する傾向にあります。
高望み
できるだけ好条件の相手と結婚したいという気持ちは、女性に限らず男性も同じこと。
大切なのは、自分が求める条件の男性に、あなたが釣り合っているかどうかです。
ここを大きく外してしまうと、いくら回数を重ねても失敗してしまいます。
婚活では、このようなミスマッチが多く見受けられるため、結婚が難しいといわれる理由にもなっています。
自分本位
自分本位でわがままな思考では、相手に好かれることはありません。
男性側が結婚相手として選ぶ女性は、自立しており、共に助け合いながら生活ができる相手。
デートの場所は自分の都合の良いところ、お会計や予約も男性がして当たり前といった考え方では、良好な人間関係は作れません。
このように、相手の立場で考えられず思いやりのない女性は、男性のみならず、誰からも好かれなくて当然です。
他責思考
「お見合いなのに質問してくれない」「デートが楽しくない」「お店の選択が微妙」
このように、婚活で気に入らないことがあると全て相手のせいにしてしまう他責思考の女性は、いつまでたっても婚活が上手くいかず、失敗の連続になりがち。
余程相手に落ち度がない限り、ふたりの関係はお互いが作りあげた結果です。
お見合いやデートがつまらないのを男性だけのせいにして自分を省みない他責思考の女性は、幸せな結婚に繋がりません。
自分では関係を盛り上げる努力もせず、相手の責任にしてばかりでは、いつまでたっても同じことの繰り返しです。
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婚活に失敗する原因は5つ
婚活に失敗しやすい女性の特徴について理解したところで、ここからはもっと具体的に考えていきましょう。
婚活に失敗する原因についても、以下の通り5つあるといえます。
ポイント
私自身、失敗を繰り返しつつも改善した結果、徐々に成長していきました。
結婚したい理由があいまい
なぜ婚活をしてまで結婚したいのか、理由があいまいなまま婚活をしていても上手くいきません。
なぜなら、その場合は行動に一貫性がないから。
結婚したい理由があいまいだと、少しの挫折でやる気をなくしたり、すぐに他のことに逃げたりとムダな時間が多くなってしまいます。
結婚したいと考える明確な理由があれば、目標に向かってひたすら頑張るのみ。
目的がはっきりしているため、迷いがなくなるのです。
自分が選ぶ側だと思っている
お金を払ってわざわざ婚活をしているのだからと自分が選ぶ側の立場だと勘違いをしていると、いつまでたっても理想の人とは出会えません。
恋愛や婚活も、人間関係の構築であることに違いはないのです。
そのため、相手も同じように結婚相手を選びたいと思っていることを忘れずに行動する必要があります。
相手を選びたいと思うのであれば、まずは選ばれる努力が必要なのです。
行動しない
結婚したいと思ってはいるけど、自分からガツガツするのではなく、求められて結婚したい、男性にリードしてもらいたいと、いつまでたっても他力本願で受け身の姿勢のままでは結婚は難しいでしょう。
結婚は誰かが引き合わせてくれるものではなく、自分の意思でしかできないもの。
特に、女性は年齢を重ねるごとに相手に求められる可能性は低くなっていきます。
自分の縁は自分で掴む!くらいの行動力が、婚活を成功させる近道になるのです。
失敗を恐れすぎている
可能であれば、失敗をせずに結婚まで進めたいのは誰しもが同じこと。
しかしながら、失敗を過度に恐れていてはチャンスを逃してしまいます。
傷つくこともありますが、失敗を繰り返して学ぶことが多いのは仕事も婚活も一緒です。
失敗を恐れずに出会いの数を広げ、失敗してしまっても、経験をもとに改善していける女性が結婚に早く結びつきます。
他人のアドバイスを聞かない
婚活が上手く進まない時に、他人からの客観的なアドバイスを素直に聞き入れられない女性は、婚活が難航します。
多くの婚活女性を見ているコーディネーターや仲人等のプロの意見は、自分の経験よりも役立つのは当然のこと。
しかしながら、大人の女性であるほど過去の恋愛のクセや経験が邪魔をしてしまい、自分のやり方に固執してしまう傾向にあります。
婚活を上手く進めるには、コーディネーターや仲人からの適切なアドバイスに耳を傾け、客観的に自分の行動を見つめ直す必要があります。
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婚活に失敗しないためにできること5選
ここまで、私自身の婚活失敗談や原因、失敗しやすい人の特徴について説明しました。
しかしながら、では一体具体的にどのようにしたらよいのかと不安に思う人もいるでしょう。
実は、私は結婚相談所を成婚退会した直後に相手にフラれるという悲惨な末路を経験した後、再起をはかり無事に逆転し、結婚しました。
ここからは、その時に心がけた方法を5つ紹介します。
ポイント
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
自分と向き合う
婚活では、相手探しの前に自分探しをする方が重要です。
なぜなら、自分が本当に望む未来、求めている相手、幸せの定義等がはっきりしていない状態で結婚相手を選ぶのは難しいからです。
自分の本心を理解せずに一般的な条件で相手を選ぼうとしても、しっくりこないまま時間だけが過ぎていきます。
まずは自分としっかり向き合い、本心を理解しましょう。
お気に入りのノートを用意し、思いや考えを書くようにすると頭の中がまとまりますよ。
明るい未来を想像する
明るい未来を想像すると、気持ちが前向きになり、行動も変わります。
人は、イメージしたものに自然と近付こうとする不思議な力があるのです。
私の場合は、毎朝左手を見ながら、薬指に結婚指輪をはめた自分を想像していました。
このように明るい未来を想像することで、自然とポジティブな感情で婚活に臨むようになったのです。
毎日を充実させる
毎日を自分らしく、楽しく充実させるのも婚活に有効です。
ひとりでも楽しく生きていける自信がついたとき、ふいに結婚相手が現れることも。
性別に関わらず、毎日をイキイキと楽しそうに過ごしている人は魅力的に映りますよね。
私の場合は、一人旅やソロカラオケ等の新しいことに挑戦をしたあとで、一気に流れが変わりました。
特に楽しいことがない場合は、このように新しい自分を探していろいろとチャレンジしてみるのもオススメです。
覚悟を決める
結婚をしたいと考えていても、心のどこかで不安を感じていたり、失敗を恐れていたりと知らないうちに自分にブレーキをかけている可能性があります。
多くの人が結婚に真剣に向き合い、努力をしているなかで、中途半端な気持ちで婚活をしていても上手くいくはずがありません。
必ず幸せな結婚をする、結婚相手が決まるまでは婚活をやめない、等の強い覚悟がないと、婚活で成功するのは難しいでしょう。
趣味や遊びは少しの間お休みし、婚活だけに専念する期間を設けた方が、結果的に婚活は短期間で終わりますよ。
肩の力を抜いてみる
ぜったいに失敗したくない!と強く思うほど、肩に力が入り、婚活は難航してしまいます。
ちょっとくらいの失敗なら良い勉強、結果よければすべて良し、くらいに考えて、楽しみながら婚活をしてみるのも効果的です。
いざ結婚をすれば、婚活で得た失敗も良き思い出になります。
失敗を恐れてガチガチになるよりも、とにかく流れに身を任せて進んでみた方が良い方向に進む場合も少なくありません。
私の場合は、そのうち離婚することになっても良いから一度は結婚してみたい!という気持ちで婚活をしていました。
【まとめ】婚活の失敗が悲惨な末路となるかは自分次第
アラフォー・40代女性が婚活を始めても、簡単には上手くいかず、私のように悲惨な末路が待っている可能性は否定できません。
しかしながら、本気で結婚をしたいと思っているのであれば何もしないままで叶うはずもなく、行動するしか方法はないのです。
考えてみて下さい。傷つくのを恐れてこのままなにもしなければ、1年後どころか5年後、10年後も今と同じ生活を送っていることでしょう。
いえ、それどころか確実に今よりも年は重ねています。
もしも行動に移した結果、私のように失敗してしまい、傷つき、悲惨な状態になってしまったとしても、そのまま「婚活を失敗した悲惨な末路」としてしまうかは自分次第。
私のように、一度は諦めかけても結婚するまで婚活をやめなければ、この失敗は単なる幸せな結婚までの「伏線」だったと思えるのです。
未来は自分自身で決められます。
あの時、私自身が一歩踏み出したおかげで、現在の幸せな結婚生活があります。
平凡ではありますが、穏やかな夫と週末にはカフェでお茶をしたり、一緒にランチを作って食べたりと楽しい日々を過ごしています♡
次はあなたの番です!!
ぜひ、過度に失敗を恐れず、理想の未来に向けて婚活を始めてみて下さいね。